スタッフと話しているといいことばかり聞かれるので話す内容も武勇伝に近いことを話す内容になりがちですが、そんなことは決してなく、結構いろんな失敗も多くしているように思ってます。
今でもはっきり覚えているのは、絵画販売ドットコムでの失敗でリアルな広告に手を出したことです。
絵画の売り上げを増やす、問い合わせを増やすにあたって、どうやって集めたら良いのか分からない時期があったので、ネットの広告ではなく、
「日経新聞の折り込みチラシで試してみよう。」と張り切ってしまったことがあったのです。
準備するためにチラシを作り、日経新聞の折り込みを数万部試してみました、ついでに土曜の朝刊で最も集客力があるのだろうと仮定できるタイミングで、電話も鳴るだろうと土曜の朝にわくわくしながら期待して待ったのですが、待てど暮らせど反応がない。
結局成果はゼロ・・・。
それ以来新聞折り込みチラシは二度としてません。
振り返れば、セグメントがまずもっておかしいのと、購買意欲高い層への集客ができてなかったりクリエイティブも悪かったりしたのですが、大いなる無駄で猛省したものです。
他にも、飛び込み営業で成果ゼロだったこともあります。
起業すぐ位の時には、飛び込み営業にチャレンジした事があります、顧客が全くいなかったので自分で顧客を開拓して行かねばならなかったため、web広告はいりませんか??というセールストークで新規開拓をしようと試みたのですが、結果は散々たるものでした。
なかなか決定権を持った人に会えないことと、会えたとしても信用されないのが当たり前。多少話ができても、ニーズが弱くて商談にならないことばかり。とにかくやたらに効率が悪かったのと暑かったし、無駄に時間ばかりが過ぎて行くうえに、社長がこれでええんかな?などの気持ちもあり、「お前さん社長なの!(笑)」というテンションがおいしいけど仕事にならない。美味しさと仕事は全く別。
「こんな無駄な飛び込み営業はやめよう。」
飛び込み営業をやめてチラシを入れるポスティングと飛び込み営業を組み合わせて継続することにした。飛び込みようにチラシを数千枚刷ったのでやむなくチラシに名刺をホチキスで止めて、ポスティング攻撃を行ったのです。1日後に行くとチラシに止めたホチキス名刺が無残にポストの真下に捨てられてるのをトボトボゴミ箱に入れなおしたのも記憶です。
こんな失敗も「無用の用」というやつで、この方法はあまりよくない、ということを身を以て知ることができ今となっては大きな成果になっています。
ポスティングも法曹や会計士が多い西天満界隈で偶然にも、古くからの知り合いの先生に拾ってもらいそこから話が進んだこともあって、決して失敗にはなっていません。なので失敗は大好きです。