「高校の青春時代に、乾電池だけで電車を20km走らせて、ギネスブック乗りを果たす工業高校生のドキュメント」聞くだけで泣けてきませんか?ほんと偶然テレビつけたらこのエボルタチャレンジやってて見入ってしまいました。泣けました。
川越工業高等学校の高校生たちが、パナソニックさんの乾電池エボルタだけで、高校生たちが製作した車両で22.615kmのコースを見事走破する、というドキュメントで、成功してギネスにも掲載されたんです。いつの時代もチャレンジは素晴らしい!
チャレンジが素晴らしいことは当然なんですが、見る視点で感じたのは、実はこの車両のデザインは同じ高校のデザイン担当の女の子たちが担当していて目立つようなおしゃれなかわいいデザインを描いていたとの部分。思いを乗せる電車を作り、彩を与えるデザインの女の子たち。デザインコンセプトは、
「進み続けるチカラ」、これでですよ、デザインの持っている力は。
このチャレンジで何が素晴らしいのかというとやっぱり電車です。
電車って何を運んでいるのかというと、人を運んだり物を運んだりするのですが人の想いも運んでいるわけです。駅には会いたい人を待つ人がいて、息子の帰りを待つ母がいて、彼女を見送る恋人がいて、そこにはたくさんの人の想いがたくさん詰まっています。電車はいつもそういったたくさんの人の想いが入っているからこそ走る電車も乗るのも見るのも駅も好きなんです、個人的には。
エボルタ号ものどかな町を22km走ってましたが、走るエボルタ号はみんなの希望を受け止めて、未来を描いてトコトコと走っていくわけです、地元の幼稚園や小学校のちびっこが並走して一緒に走ったり、おじいちゃんやおばあちゃんが手を振ったり、地元の人たち大根を持って手を振ったりする、希望や夢を未来を乗せて走ることに感動です。もちろんデザインを描いた女子生徒や普段笑うことのないような機械科の先生、そして前日のうちに準備したんだろう応援の張り紙や生徒たち。うちでもこういった感動するような仕事、企画を作りたいな、と。
■ エボルタチャレンジ2015「独白」篇【パナソニック公式】