■ 司馬遼太郎記念館と歴史と地理とSEO対策 ■
東大阪市の近鉄河内小阪と近鉄八戸ノ里あたりから徒歩で10分くらいのところに司馬遼太郎記念館があります。
日本という国を歴史と地理から見つめ、そして分析して文学として作家として表現した司馬さん。
● 司馬遼太郎記念館
近鉄沿線を通っているときに河内小阪の駅で
「司馬遼太郎記念館」は徒歩10分、という看板を発見し、「知らんかった!」と猛省したうえでようやく辿り着きました。
といっても司馬さんの本ですが、全部を読んでいるわけではありませんが、日本史好き、地理好きの私からすればグイグイ引きこまれます。
特に司馬さんは歴史でも江戸から明治~昭和と現代史に近い分野を読み解いているので、苗字が一緒なだけで好きだった「谷干城」も少し書かれていたりします。
司馬さんの中で読んだ本で思い出深いのが、 「明治」という国家、です。
明治時代は、倒幕を終えたものの明治10年はまっさらでした、いうなれば国家の土台も理念も考えも方法も真っ白で、幕府はだめなので幕府じゃない国家を作ったものの、薩長土肥の連合でまとまるものもまとまらない、という中だったわけです。
そのうちに大久保のような政治に明るい実務家が現れ、西郷のような乱世の世において英雄でもそれ以上のことを求めないという達観したものは在野に降っていく。
そして日清戦争、日露戦争と戦争へと富国強兵の考えから進んでいくのですが、その時代先が見えないトンネルをひたすら進んでいたという表現がぴったり合いすぎていてびっくりした記憶があります。
今想定しても正にそうです、「幕府は倒した、で、どうする?」です。
歴史も地理もその中から現れるべくしてリーダーが現れ、そして導かれていきますが、その中に眠るのはアイデンティティに他なりません。
歴史や地理はそういった地域性や住民性、そして現在に受け継がれたものが色濃く出てきます。だから今も昔も好きですしそこから読み解く未来があります。
SEO対策も歴史は2002年から、住さんが日本に持ち込んで広がって早10年。今後の展開は歴史を読み解けば見えてきます。
時代の趨勢とその中から派生するビジネスの種も。