B勘というのは裏帳簿・隠し帳簿のことです。飯田さんには前にお会いしたことがあってそのときの本も出されているとのことですぐに購入しました、アマゾンで。すると飯田さんが出版されたこの本「B勘あり」が出たと思ったらすぐにアマゾンからレコメンドでメールが来ました、びっくりです。このアマゾンのレコメンドエンジン。そんな理由で購入しました。
内容は面白いですね、大阪を舞台にコテコテな人がわんさか出てきます。読んでるだけで学びになるのと笑いになります。
飯田さんは今は税理士ですが長い間税務官として国税で活躍されていたそうなので、その内容の部分はすごくすごく事実に沿っているようで帯にある「この話、フィクションでないと書けない」というのもわかります、そうだと思います。
けどあとがきにもあるんですが、税金を取られる側と取る側の両方の視点あるのですが、税金がないと学校も道路も病院もいろんな施設も成り立たないのでなくてはならないものですし、世界中のどこに行っても「たくさんお金持っている人からは多く税金をもらい、少ないお金しか持ってない人は少ない税金だけでいい」という制度以外ないはずです、これが国によって割合が違うのと、国規模になるとギリシャはどうするんだ?ドイツはどうすべきなんだ?などややこしいのですが。
ここは普遍的な考え方ですので、今まで税金によって学校教育や病院など利益を享受して来た子供から大人になったら、やはり、今度は税金で誰かのために生きる側に立つというのは正しい発想です、産業を興すとか立派な仕事をするなどして貢献しないと。