個を活かすダイバーシティ戦略。
いつもなら買ってなかったような気もするのですが、ちょうど「100万回生きたねこ」を本屋で立ち読んだところでしたので買いました。
100万回生きたねこ、を読むと再度再度いつものことなのですが、「伝えても いつでも思いは 一方通行」などの、思いに関して情報発信の出し手と受け手の相互理解が難しいことを痛感しているので、読んでみてはっとします。
100万回生きたねこ、は少し大人向けの絵本ですが、ほんと深い話ですし今になってすごくしっくり来ます。
何回、何十回、何百回生きようとも、それは結局儚いものでしかない。国破れて山河あり、祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、です。盛者必衰。その中でも普遍的な価値はなんだろう?と考えていたところでした。
ところで、この個を活かすダイバーシティ戦略」ですが、佐賀県庁や大手企業などが参考に掲げられていて事例集として参考になります。
事業をしているとこの個を活かすダイバーシティ戦略、なのですが、人間なぞ生まれも育ちも価値も全く違うんだから、ダイバーシティがふつうであって、偶然性で似ている部分を探すほうが大変、という考え方が「人間みな兄弟」ではなく、「人間みな違う」から始まったほうがビジネスではいいと思います。
ではこの違いを前提に会社で個々人がそれぞれ結びつけるもの、それは価値観、スタンス、ビジョン、ミッション、理念やクレドにフィロソフィになってきます。後はビジネスで創りだす価値のようなもの、です。フォーザチーム、的な要素、その理解が改めて本を読んで強く意識できました。