今からもう10年も経つので入社1年目に戻れるなら戻って「入社1年目で頭角を現す人、沈む人」を何度も読んで、理解することと実際に行動できることと、その行動が習慣化するまでなっていればよかったのに、と読んだあとに感じたこの「入社1年目で頭角を現す人、沈む人」。入社1年目ではさまざまな研修もあるかと思いますが、研修を丁寧に行ってもらえるのも1年目の最初だけで、その後からはやはり手取り足取り教えてもらえることもなくなってきますしそのうちに同期や同僚とも差がついたり広がったりすることも増えてきます。
先はまだまだわからなくても、1年目の意識や行動や自己研鑽が将来の自分を創りますし、行動や考え方を修正するには日々の業務を反省して過ごしていかないといけません。その反省の機会にこの本を読み直すといいと思います、何度も読むたびに気付くことが増える1冊だと感じました。「入社1年目で頭角を現す人、沈む人」、まだ業務に慣れていないスタッフにプレゼントします。
著書の山口さんは、プレイングマネジャーとして多くのヒットセミナーを発案し、大勢の有名講師を発掘・育成などされていて、年間700本のセミナーを実施する名物プロデューサーとして有名だそうで、これだけずっと人に伝えて人の行動を変えて業務をよくする仕事をしている方はまず少ないはずですし、この豊富な経験を元に書かれているのでたとえ話もほんとに多くシンプルだけど深いところまで伝わってきます。『ものを伝える力』これだけ見ても非常に参考になる本でした。