実習生で縁あってうちに来てもらった方には、いろんな企画を考えてやってもらっています。企画を考える、となった時点でようやく文章どうしようとかデザインどうしようとか、UIとかって何や?みたいになってアンテナが高くなるのでアンテナを高めるためにも行ってもらっています。早いもので1年くらいで企画が18企画、完成しました。制作者あるあるですが、「過去に作ったものをみるとアラが目について恥ずかしい」というのがあります。そんな部分も少々あったりしますが、誰もが思春期の反抗期を思い出すとちょっと恥ずかしいのと同じようなもので、その時のベストを尽くしていればそれでいい、と思って仕事してます。そして今は今持ってるもののベストを尽くす。
この仕事をしているので、会社名や何かサービスを聞くとまずサイトのイメージがぱっと出てきます、あとは自分で作っていたらその担当者さんや制作チームなどなど。こういった企画も人に歴史あり、デザイン担当だった方、ライティング担当だった方、全部苦手なのでいつもにこにこしてた方、ぼく自身が企画を見ながら思い出せます。制作ってそういうものもありますね。
前にある建設会社の社長さんが話してましたが、家族でドライブなどすると
「子供の時に母が大阪ドームを見えるたびに『あれはお父さんの会社つくったんやで』と話してて、物心のつく前のうちに、世の中のみんなが使う立派な建築物を作るお父さんのような仕事をしたい、と思っていたように感じる」と言っていたのを聞いて素晴らしいことだと。お父さんの会社が作ったといっても、中なのか外なのか、電気なのか空調なのかそれはわかりません。けど、作る以上同じ気持ち、そしてカタチあるものを作る価値がたくさんあって、そういったものをお父さんから社長は受け継いでるんだろうなとしみじみ感じました。
現実に戻って、クレアネットのようなIT業界という外からみるとわかりずらく、不明瞭で歴史の浅い若い業界だからこそ、いいものをしっかり作る、ということをちょっとでもこの機会に真剣にやってもらって興味持ってもらえれば、そんな気持ちです。何か作る楽しみを感じて、研修生できた人たちが、いつか自分が作ったものを子供に見せて自慢できるような、そんなものを作るきっかけになっていたいものです。