今はグランパス監督、元ガンバの西野監督の本を何となく読んでいました。
ポゼッションサッカーを標榜して一時代を作った西野監督のガンバのサッカーですが、攻撃力を圧倒的な武器にして、1-0で勝ちきるサッカーではなく、2-0、3-0、と点を取って勝ちきるサッカーが目指すサッカーで、みていても楽しく時に危ない怖さもあったのですが、その当時はブラジル人のアタッカーだった、「バレー」「アラウージョ」、「マグノアウベス」、「レアンドロ」とかが1人で打開して最後は点を決めたりのサッカー。
さて日本代表、次のギリシャ戦どうなるのか、なのですが、コンセプトを変化させてもよし、させなくてもよし、ただ、「リスクを強く負う」ことは間違いないので、リスクを抱えてでも勝負に出れる選手が望ましい気がしています。この中だと大久保?斎藤?かな。そして後は時間の使い方なども、アルゼンチンの試合なんかみているとメッシは前半何回ドリブルでひっかかるんだろうとか思ってたら後半になって結局ドリブルからシュートで試合を決めて活躍してしまう、90分あるので何回もチャレンジすればいいわけで、最初からガンガン、後はパスサッカーのポゼッションを保ち、相手の隙をつく、そういったチャンスを虎視眈々と見つめれば必ず勝てると思うわけで。
で本の内容なのですが、西野監督には統率力やコミュニケーション能力、そして『この人についていけば勝てるはずだ』という強い信頼があったように感じます、コミュニケーション能力、というか、洞察力、想像力などなど。
納得する文章の一文ですが、『個人の過去を掘り下げて観ることがある。例えばユースや子供の頃はどこのポジションでプレーをしていたのか。それを知ることがその選手の新たな可能性を探ることにもつながるからだ。そうやって、さまざまな角度、視点から全ての選手をみるようにしている。そして、観察しながら選手同士の組み合わせを想像する』
『右サイドMFの渡辺と左サイドの平山のポジションを入れ替えてトレーニングをさせたことがあった。いつもと全く異なる視点でピッチをみて異なるサイドでプレーをすることで新たな発見があればと思ってのことだった』
など。次の試合は金曜日ギリシャ戦。もちろん勝って欲しいのですが、どう変えるのか、試合途中に何を変化させるのか。チームのコンセプト、伝言、開き直り、チームマネジメント、すごく気になります。