クレアネットには研修生が来て一緒に仕事をしたりするのですが、10月でその研修生4名で共同制作を行ってもらいました。役割を決めて納期を決めてクオリティを高めてなどは初めて仕事をする側からすればなかなか意思疎通などが難しいのが普通ですが、見事に完成してくれました。今後来た研修生が間違わないように、という後のことを考えた企画で、デザインや内容など思わず納得したり笑ったり出来るような文章とイラストでまとめています。
しっかり作ってくれたのでほんとに嬉しいのですが、その研修生のある1人と何気なく話していると会社の話になったので仕事や方向性などをいろいろ聞いていました。クレアネットは伝統と歴史のある会社、とは全く違うので社歴の浅いスタッフもいるわけですが、そのことをきちんと話すると
「ほんとですか!!とてもじゃないけどそんな風に見えない!!」
これはある意味褒め言葉。多少の失敗は人材教育に絶対必要ですし、一方で失敗経験のない社員は成長しないことも事実。「うまくいかなかったらどうすんの?」と上司が怒るときがあるかもしれないけど、上司の仕事とは仕事を任せて自分はしっかりと責任を取ることだと思うわけで、その甲斐が出ているのかもしれない。時には失敗も当然想定にしないといけないし、その中にも少しずつ成功が積み重なればそれが経験になるもの。
前にある場所で自己紹介をしている人を聞いたときに、
『入社5年でまだ新人ですが、精一杯頑張ります』 という初々しい紹介を聞いて、やっぱり大手になるとこんな感じなのかな、と。3年以上も「サラリーマン」してないので、感覚的に調和させるのが難しい感覚。
そういえば前に来ていた研修生が、
「2週間家に帰れなかったときが一番成長できたかな」 と笑顔で言っていたのを聞いて、何となく思い出しました。
「若い頃10回に9回は失敗することに気付いた。だから10倍働いた。」 この言葉はバーナードショーの言葉ですが、そんなものですね。