JR鳳駅から歩いて5分ちょっと、大鳥大社さんにある「根上がりの大楠」です。根っこが上がっているので根上がりで値上がり、ご商売繁盛という流れでして。
ご商売人はこういうのは弱いのでご利益少しでもあればと思うのですけど、こういうのは好きです。ユダヤなのか華僑なのか、そういった世界で活躍している方の本なんか片っ端から読んだことありますが、知識や経験は一生もので残るのですけど、お金や給料は口座や財布から抜け落ちていくものなので、お金のために一所懸命やるんは仕事当たり前だけど、自ら経験を得ようと行動していくことこそ大事なこと、みたいは話です。たしかに、ユダヤの人や華僑なんかは知らない土地や国でも活躍していますので、間違いないことだと思います。
何に価値を見出すかと言えばお金でなく、経験や知識に見出すという話です。
確かに見たらしっかり根があがってますので、これは根っこが上がれば値上がりで商売繁盛、グッズにもなりそうな面白みがありますので、奉銭も多めにしておきました。インベスターZという漫画に株が上がるように右肩上がりでお祈りするみたいなシーンがありましたけど、ご商売人は常にこういうこと考えてるので自然に行動に出るんです、たぶん。
正論で真面目な人だと、こういう福の神や根上がりとか神社でおまいりはあまりされないように思うのですけど、仕事なんかでいろんなお客さん巡りますとだいたいえべっさんの笹置いてたり、神社のお札貼ってたり神棚あったりするのですけど、そういうのに全く興味なく世俗だけで生きれていく企業はどれだけあるのかと逆に気になります。氏子や氏神だけでなくお祭りや初詣など多くの行事がある中で、寺社仏閣系は一切関係ない、というスタイルでできるのかどうか。
ご飯食べるときには「いただきます」と言いますが、これは命あるものを頂きます、という言葉だそうですが、命に感謝、ご飯に感謝、万物に感謝、というのが普通だと思うので。
くろしお乗って和歌山行く際にはここの大鳥大社の鳥居がいつも見えるのですが、手を合わせるわけにはいかないのですが心の中でそっとお詣りです。