1号線ビルの隙間から見える、お初天神(露天神社)さん。
大阪市内を巡る観光バス乗った時に、ガイドさんがお初天神さんが覗けるようにビル作るときにちゃんと設計したと言ってましたけど、1号線でいえば有名な場所です。ちょっといけば梅田新道なので2号線に変わるポイントです。
でもってお初天神さん中から見たらこんな感じです。
北区には神社もお寺も多くて歴史を多く感じることができて、1つ1つ紐解くと本当に面白かったりします。地域名や名前が残ってますし、お初天神通りなんかもお店が多くて楽しいですけど最初上京してきて見たときに「近松門左衛門の曽根崎心中のあれか!」と山川の日本史大好き人間でしたので、勝手に感動していたものです。
今は恋人たちの聖地になっています、露天神社さん。
お初と徳兵衛さん。露天神社は菅原道真公が詠んだ歌から命名されてるのですけど、(露と散る・・)1000年以上前からの話がここにはあるわけでして、本当に長いなと思います。
聖徳太子の四天王寺さんは600年頃なのでまた長いのですが、あの五重塔は火事とか戦争とかとにかく今までに多く焼け落ちていて今のは8代目だそうなのですけど、焼けるたびに民衆だったり商家だったりなどが寄付して復活してきたと聞きまして、なんかその感覚というのが強くわかるわけです。なくなってもこれは残さないといけないとみんなが思うものは、周囲が力を貸してくれるわけでして、神社もそうですし五重塔も同じなのではと。
今を生きる資本主義では利益出ても競合他社が出てきますし、生き残るためには下りのエレベーターを上がるようなものだったりもするので現状維持が衰退につながることも多々、外部からのだまし討ちや詐欺行為で疲弊することもあれば、売掛金焦付き等の被害もあれば、内部からの裏切りや組織崩壊もあるわけでまあ大変ではあったりするのですが、1000年続くとか燃えても寄付で復活するとか、なんか外部が応援したくなるような何かは強いと思うわけです。
お金や利益は当然必須、ただ、それ以外の何かがないといけないのも必須。俗にいう「世のため人のため」であって、商売させてもらってる地域のために何か貢献、これもようやく今になってそのあたりの感覚がわかってきました。ビルオーナーさん、お初天神見えやすいようにしてるのも正にそれではないかと。