ちょっと一息ついてますが、野球監督の書籍をむさぼって読んでいた時期がありまして、言語化という意味ではこのお三方がやっぱり素晴らしい。
野村さんは王道でしてとにかく思考と言語化が凄まじいわけで、理論をしっかり打ち込んだ上で実践できればまず勝てる可能性が飛躍的にあがるだろうと、野球論集成読んで思います。ただ実践というのがまず難しく自動車運転くらい慣れないと試合には無意識行動できないからこのへんは難しいなと咀嚼が必要だったりします。落合さんも同じくの部分があって、チームマネジメント視点で読んでいくには落合さんという圧倒的な実力がないと難しいのでは、なんかも多少感じます。
サッカーで言えばレアルマドリードでジダンが監督していたときには、ジダンが手本見せたりするのであのジダンということで指導が容易になるというやつです。
栗山さんは大谷翔平選手を育てたように、とにかく情熱的に鼓舞して働きかける監督なのでそのあたりがすごいんだろうと、選手をどこまでも信じて託す部分などは現在には有効なのではとも感じるわけです。
特に現在世代にアレンジする際には、例えば「グランドには金が落ちている」という言葉は効果が薄く、「信じたチーム仲間を悲しませるな、ベンチメンバーにも夢をつないでやれ」などのどちらかというと、仲間やチーム、信頼などの方面での恥や悲劇を伝えるほうが効きやすい、なんかがあります。
貧乏からの成り上がり、はちょっと異なるわけでして、このへんはなるほどだったりします。
野球監督が相手にするのは野球ですが、敵チームであり味方選手であり最終は人なので、野球監督の妙味が思う存分あるからこそ難しい。