田辺祭の宵宮24日、夜7時以降くらいの鳥居前の勤めです。住矢さんダッシュの後、笠鉾が順番にお宮に入らないで鳥居前でお勤めを行います。
ポケットパークの前が一ノ鳥居、中の参道のほうが二ノ鳥居になるのですが、いきなり二ノ鳥居前でのお勤めではないんです。田辺藩を作った安藤直次さんなど安藤家を奉った藤巌神社の前の鳥居、そして、第二小学校の方面に移動したところにある公園の前にある鳥居、大きい忠魂碑のほうの鳥居、そして最後に二ノ鳥居という順序があります。
藤巖神社で奉られている安藤直次さんは、肥沃な土地でない田辺領に「梅栽培」を始めた偉大な方なので、今現在、田辺やみなべで梅栽培がさかんなのは安藤さんのおかげでもあります。日清・日露戦争などでの軍用食の需要が高まったとか、梅干し弁当はアルカリ食品の梅干しの栄養素が高く、戦時中でも重宝されたとかクエン酸がとてもいいとか、まあいろいろあるんですけど、安藤さんを奉っています。
あと、忠魂碑のほうは戦争で田辺でも数千人が亡くなったのでその供養碑ということで、鳥居前の勤めにも順番があるんです。
南新町さんは牛若丸、に人形を乗せ換えてました。みんな鳥居前ではウィリーします。素人的にはかっこいい車とかが現場に来てドリフト走行するような、観客に対してなのか神様に対してなのか、「今日はお祭りだぜ!いとうれしけり!ベイベー!」的なものかと、実によきです。