活発なコミュニケーションがあることは有益、に捉えているビジネス未経験者の方も多いのですが、この仕事がら全くそう思っていません。
なので新人研修なんかも動画を見ておいて、読んでおいて、技術経験しておいて、で済ませたいと思っています。経営資料や統計資料などもまとめて経営の見える化、数字の明確化してるのであとは必要なタイミングで論理の説明エビデンスに、取りたいときにいつでもタイミングよく取ってください、と過不足なく確認できるようにしています。
こういう資料類は詳細過ぎることが正解でなく、この資料や数字のおかげで意思決定が理解できる、気付きが得られて役に立つ、ことが最も大事と感じています。数字なんかはまさにコミュニケーションコストの削減のために必要で、この数字の理由は大きく3点理由があるから、といえばその数字を大前提にコミュニケーションが図れますので。
あと感じるのは大前提共有していて、理解力がある方とは少ない言葉で高速に会話が進み、単位時間あたりの生産性出力が異常に高くてすぐ対話が終わります。少ない言葉で済むのは前提知識と経験量、もあるのですが、1話すと10理解するくらいに進む場合があります。だいたい社長が自社のWEBや広告や広報に関して学んでいて、自社の社員能力とうちとかの外注業者の力量を俯瞰的に見て知っていながら、課題解決に至っていない場合にはびっくりするような感覚で物事進みます。
こういう場合には、後は現在の業者からいかにしてリプレイス図るか、特に大手業者さんでほかのことは多く任せている場合なんかに禍根遺さないようにする方法、なんか悩まれているケースが多くて、ここに焦点をあてた対話になったりはあります。サンクコスト思考もしますが、リプレイスは決めてる場合です。
逆に共通理解がまず前提でない採用などのケース、新人との1on1、技術職との社員面談なんかはまず意味なしません。いわゆる「人と人が触れ合うレクリエーション」ならいいのですが、それならボーリング大会や懇親会でええじゃないかですし、ランチ会でもいいんです。上司の時間使った1on1がどれだけ成果を生むのかを社員時には考えていたので、1on1はほとんど時間短かったのと、終始「まだまだ貢献足らないのでもっと精進します」スタンスでした。部下力とかフォロワー力とか言うのですが、30人率いる部長が自分のようなペーペーに5分以上時間取らせてはいけない、コミュニケーションコストの削減しないとだめだ、思ってたので。
今でもなんか打合せ的なものをすると ・今回の合議決定すべきこととスケジュール ・自分すること ・やってもらうこと ・ゴール地点どこか明確に などまず抽出と思うので、概略でも「今期3月までにはってスケジュール感で」など抑えるとまあ楽だったりします、とすると95%が現状把握や状況確認、思考や意図把握に役割分担思考などのための会話が多かったりします。あとは、仕事柄なのか管理職なのか、いちいち言語にしなくても雰囲気と状況から把握できる能力が発達するので、コミュニケーションコストがどんどん削減できたりもしますが、そういうのがないと10話したのに1しか理解できず苦労します。