仕事柄なのですが話を聞くことが中心の業務であったりします。聞くには聞くだけでなく「聴く」のほうの意味で、耳を十四回心を込める、の意味の傾聴のほうの聴くです。
特にサイトコンテンツなどまとめる際には「御社マターで」済む場合もあればそうでない場合もあるので、この辺は創業者や経営者のほうが話は面白く豊富な話題と根底があるので、聴く側も実に深い話になったりもします。とんでもないくらいの仕事できる方ほど、金が全てと思ってた期間も長かったけど金が全てではないというのもわかるし、金をどう使うかによって経営の原点が違うわな、みたいな話を聞いて実は寄付もバンバンしてたなど聞くと、おおっとなるわけです。
会食ではまあゴルフとかの話を軽くするのも当然大事ですし、浅瀬でパチャパチャ楽しむ水遊び程度も大事なのですが、会食になってきてさらに自分よりも年上になるとまずすぐに本音の話になるので、この温度感は勘違いするとだめだと今結構感じます。これは社員なんかもそうなんですが、社員同士パチャパチャした会話してるのはいいのですし、あとは仕事的な事実の報告を言い合うのもいいんですけど、「社長ね、もっと会社こうしたいっす」みたいな本音をポロポロ出してほしいですし、パチャパチャ会話ずっと続くとだるくなりますしパチャパチャ会話は弁当でも食べてるときにしてくれや、が正直な本音なんです。
まあパチャパチャ会話の効用はわかってますし否定もしないのですけど、取引先との会食などでパチャパチャ会話も続くときにはまあまあ怖いので、取引先へのリスペクトというか緊張感を切るな的なものは多くあるので。逆に開始2分で「社長、今日はパチャパチャ会話なしで、今から深海に潜りましょう」的な誘導も全くもってNGなのですが、「ぶっちゃけどう思ってますか?」という部分を聞いていかないと表面上の会話だけだと「おもしろくない」のです。これは社員と会食で話してて、本音ぶっちゃけ会食でないと全くもって面白くない、という経験を多く感じてから気付きました。
社員なので「最近どう?」の質問で完全にびびったような感で「今はまだまだですが必ず結果を出します!」みたいな会話されると、どどっと疲れが出てきてお金だけおいて帰りたくなるのです。そんな期待してないのだけど、というのと、具体性がないのと、会食なので説教の場でもないのとなどなど全部含めて、怒られないように予防線を張る会話を身につけて実践されることは多々あるので、まあ仕方もないのですが。これがあって逆の立場でもよくないなというのと、期待値を超えていくには業者だけが頑張ってもあかん、みたいなものも経験則上沁みついてるので、社員さんの文句も言ってやろうくらいに思えるのが経験かと。もちろんリスペクトなどはずっと継続して持ちつつ、本音ぶっちゃけを適度に入れないと、会食はあかんと感じてます。
コロナの弊害、はここにあります。