今年のうちわはこんな感じです。
ときどき「娘と一緒の年齢やな」など言われると光栄です、とか言ってたらもうすぐ創業100年とか80年とか30年とか50年とかのヘビー級にお会いすることばかりで、なんかちっぽけな感じに思わずなるのですけど、人は人でうちはうちの精神で何とか生き延びた15年だったので、これはこれで感謝でいいんです。
創業のときくらいにお世話になったのに今は鬼籍に入られた方もいて、思い出すと本当に寂しい気持ちになりますし、御礼言える時にいいたかったなあとしみじみ思います。褒めてもらえるのか、けなされるんかわからないですけど、たぶん報告少し終わったら一瞬にして「ワシが15年くらいのときには店を5つ出して数百人人使って手広くやっとったな。子供もまだ小さいし仕事も多いし金も使うし、まあ思うように全力でやってたな」とかすぐに自分の思い出話をされそうな気がします。
刻石流水という言葉がありまして、かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め、という意味です。
創業時なんて30歳の鼻たれ小僧相手によくお付き合いしてくれた、みたいな関係がたくさんあるのですけど、受けた恩は石に刻め、ですから受けた恩の御礼にまた時間作ってお墓か仏壇に挨拶に行ってきます。振り返ると優しい先輩といろんな方の感謝感謝ばっかり、御礼にお伺いできるところは直接、遠方の場合には郵送でお届けしてますが「急になんやねん?!」なんもないんですが感謝伝えたかっただけです。しぶとく生きてる生存確認も込めて。