勝利と幸福
少し前ですが鹿島アントラーズの小笠原選手のインタビュー記事が日経に掲載されてました。
「選手として一番嬉しいときは?」とい質問に対して、小笠原選手の答えは即答で、
「優勝以外考えられない。勝つことが最も嬉しい。いい試合をしたとかシュートを決めたとか、個人的な満足は関係ない。勝つことで選手も、監督も、サブメンバーも、応援するお客さんも、用具入れのホペイロも。ユニフォームの洗濯の仕事をしている方も、寮の保母さんもみんなが喜ぶ。だからそれ以外関係ない」
小笠原選手は昔からプロ意識が高く、恵まれた体格でもない、特徴あるプレーも華麗なフリーキックもそれほどないにしろずっと代表でも第一線で活躍してた選手。
その選手が言う言葉は含蓄が深い。
営業の仕事は目標達成すること、しないと営業本人だけでなく、その上司、部下がまず嬉しくない。幸せでない。経理担当、総務担当、人事担当、教育担当、役員などに加えて、仕事の外注さんや関わる人全てが嬉しくない。
広い意味だと会社が沈む、景気が沈む、日本が沈む、となるわけです。
常に結果を求める姿勢と、「成長した」という美辞麗句は嫌いではないですが、ある意味自己満足でないかと。勝利には関係ないわけです。
そんな組織を作りたい。