出てましたので即買いです、一級建築士矩子の設計思考1巻は面白かったのです、実に実に。
こっちにもコメント書いてました。
何がすごいのかというと、システム開発やWEBって仕事なども何もないところから頭脳1つで2次元のものを作り上げていくわけで、サイトマップとかワイヤーフレームとかいいますけど、建築の場合にはこれらに多くの法律や物理的な制約が入るのでその思考の幅広がりというものが実に広く、それでいてまた楽しさがあると勝手に思ってるわけです。そういう共通項が楽しいのとしんどいのと両方あって、よくデザインなんかだと偉い人が最後の最後に「OOOがいい!」とか言ってちゃぶ台返ししたりもありますけど、それも全部ひっくるめてそういうものなのでいいんです。
今回は建築士試験の題材が多いですが、合格率は8%~10%で合格までの勉強時間は1000時間~1500時間と聞くと、頑張っても頑張っても合格できない人もいるでしょうし、結果が出ない苦しさを多くの人が味わったりもあるでしょうし、挫折と苦節を繰り返し別の道へターンしてる人もいると思います。司法試験のように。人生かけて8年半努力して合計2万時間くらい使ってしまった人もいますし、使った金も下宿代など含めれば1000万くらいは軽く超えているとか、挑戦して挑戦してしくじった人は、本当に立派だと思います。
一所懸命やって成果出るのは学生のうちだけで、大人になればなるほどうまくいかないことも多いのですけど、努力や必死さというものは大事ということを心の中心に据えるべきとも思います。いい意味、普通のハードワークが当たり前のレベルになるので楽です。そんなことを改めて思えた矩子の設計思考2巻ですが、作家さん大変そう。