医療の世界も幅広く難しいのですが、前にとある病院に訪問したときのこと。
打ち合わせは医局で行ったのですが、大広間にある隅っこのデスクでしてたら先生がご飯食べに来てそのままテレビつけたと思ったら、手術の風景を見ながらお弁当食べてて、仕事柄いろんなものを見ることありますがさすがに手術シーンの映像は血とか血管とかなのでちょっと苦手、でして、思わず「わお!」と声が出たことを今でも覚えています。
先生にとっては手術が仕事なので、研究熱心に飯食ってても見てるのでしょうが、まさに
これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。
だと思います。
知ってるものはこれを好きなものには及ばなくて、好きなものは楽しんでいるものに及ばない、というやつです。スポーツ選手なんかサッカーしたのにオフでもサッカーゲームするとか、サッカーのチャンピオンズリーグ見るとか、まあ楽しんでたりしたりするものです。仕事楽しめるのも大きな才能と思ってるのですが、仕事が道楽のようになればこれは人生かなり楽しくなります。医療行為だと人を救うかどうかの瀬戸際なので余裕もないとは思うのですけど、神戸のイニエスタ選手はスーパーな選手ですけど試合でもどこか練習のミニゲームのように楽しんでる、という仲間選手の言葉を聞き、楽しんでできることは上達の要素ではないのか、と思うわけです。
医療行為とサッカーとこの仕事は異なるのですけど、仕事で面白いという瞬間は多々あるので、そういう楽しさをもっともっといろんな人に知ってもらえたらと思っています。
らくらくとはいわないですが、やっぱり楽しいことが多い仕事だと思うので。