「まず叩き台作って」というのは試されごとと思ってまして、ゼロベースから何かを作るというのは通常想定している以上に価値があることと思っています。
そしてだいたい叩き台ができてきた段階で駄目だしをいい始めることになりますし、駄目だしの声が大きい諸兄も当然います。立派なこと言ってるなとか最初はちょこっとだけ思った時期も学生くらい若いとありましたが、最初に何かを作り出すことのほうが価値が高いもの、と思います。
駄目出しするわりに自分は手を動かさない、動かす能力がないみたいなことをふっと感じますし、それを直接言うほど子供でもないのですが、真っ先に動いて失敗にしろ成功にしろ行動して結果を出すということの価値は計り知れないものがあると思います。他人のものを後出しで意見言ったり批判したり評価をすることばかりしていると、自分が偉くなったと勘違いしてしまうことあるのですが、実はそんな姿を見ている周囲が最もわかってて「こいつバカだ」と気付いている、のが普通と思います。
まず叩き台つくれるというのは、それだけで大きな価値、道を切り開いた人が最も偉大と思うからこそ、仕事では自分はそうないといけないと思うわけです。
だからこそ、スポーツ観戦してるとあれこれ自分ができないことなのに文句言いそうにもなりますが、とにかく必死に応援して鼓舞する大事さにも気付くわけです。偉そうに批判だけする人間にはならないように、自戒をこめて。
一番最初に一歩踏み出した人というのは批判や反論にさらされるのですが、行動によって道ができ後ろに人がついてきます。正解がわからないまま五里霧中に進まないといけないときなんかもある中で、失敗したり誤ったときに後出しで責める事だけはしたくないと思うので、会社でも人が集まればリスク回避思考の人間が賢く思われがちですが、実際の評価としては挑戦して行動する人を最大限に賞賛する、そういう組織でありたいと思います。