THE MODEL(ザ・モデル)はマーケティングからセールス、カスタマーサクセスまで、営業活動におけるすべてのプロセスの改善に繋がる必読書です。
これはすばらしい書籍でした、もちろん実践できればです。知行合一=知っていることと行動していることと一致していないと意味がない、というものですが、いいものを知ったという次にはこれを実践していく必要があったりします。その中でも稲盛さんの言葉を借りての「数字が踊る」などの表現があって、稲盛さんは決算書などの数字を見ている中で継続的に数字を見ていると、ふっとしたときに数字の違和感が出てきたり、数字の中に社員たちの仕事や業務が思い浮かぶなどをいうことがあったそうで、その中で数字が踊るとかいうのは部下に数字の説明をさせたときに「急に数字が変化した=踊った」というような言い訳をしたそうで、このときは烈火のごとく怒ったそうです。
毎回真剣に数字を追えば違和感がすぐ見えるようになるのはわかります、また、書籍の中では営業報告書を真摯に見ていると数字を見るのと同じように異常値や違和感を発見するというのもわかりますので、要するにこの領域まで達しないといけない、わけです。すごく納得なのですがこういう書籍を真摯に読み解くに当たってはやっぱり、「若いころからの書籍や文章に対する蓄積」がないと理解できないんだろうというぼやき節を聞いたので、「本を読んでなかったらという後悔話」になるわけです。
本を読むのが偉いわけではないのですが、日々反省するには文字や書籍やこういう営業での参考になる書籍で見直すことはすごく大事であって、自分の気付きにもなります。
今から書籍読んだらどうですか?とか思うのですが、30代、40代になると活字文化に触れてないといまさらながらに、それもまた難しいのもわかるので。もちろん書籍など読まなくても人間性がいいとか誰よりも気合ややる気が違うなど差別化できる人間なら別でしょうけど、そういう人は自ら哲学的に物事考えてたり思考してたり、オータニさんみたいに曼荼羅書いてたりするんじゃないかと。
何者にもなれてない自分を客観視するからこそ、日々読書していい影響受けて実行しようとがんばって、切磋琢磨する、んです。