会社近くのお店で発見した「親父の小言」含蓄あります。その含蓄と同じく、
千日の稽古を鍛とし 万日の稽古を練とす、の言葉です。千日稽古とも言いますが一流の域に達するには何事でも1000日本気になって取り組む必要がある、というものです。野球なんかで言えば1日100回素振りしたら1000日で10万回、1日100回シュート練習したら同じく10万回、絵を描くとかイラストなら1日100枚で10万回、1日1回でもいいですが1000回同じことをしたらやはり鍛錬になります。
継続は力なり、あきらめずにやり続ける、ということは常に大事です。また万日の稽古を錬とすというように、30年もやりきるとそれはさすがに極みの世界や言語化できない世界にまで至ることも本当にわかります。
経営道もまったく同じであって、創業30年で会社を成長させている先輩事業家経営者さんなんかに会うと、迫力も気概も滲み出てきます。単発的な瞬間的な利益はラッキーでさせても30年の経営道を進むのはまさに「万日の稽古を練とす」です。
もちろん、このような方に感じるのは「自分のため」という視点は多少はあるんでしょけど、「社員のため」「顧客のため」「業界のため」という自分以外の誰かのためにという強い思いです。周りの人を幸せにしたいという気持ちが自分の人生を夢に近づける力に変えているように感じます。人はみな自分が幸せに生きることを求めますが、人は一人では生きていけないものですし誰かを幸せにすることを通じて自分の人生を幸せにして輝かせていきたいものです。
こういう親父の小言はたいがいトイレにあるんですけど、トイレは感情に素直になるのでふっと頭に入りやすいように思います。
鍛錬するのは何のためか、自分を支える周囲の人を幸せにするために自分の夢があり、その夢を実現するために生きていく、そのためにはハードワーク鍛錬を気合で行う、わけです。