人事に関して評価をどのようにつけるのか、という話です。企業にとっていろいろありますが、
定量評価と定性評価、これに、他者評価=360°評価、がいいと思っています。定量評価は数字上での評価、定性評価は数字で見えない部分の評価、あと他者評価=360°評価は、会社規模が大きくなると絶対に必要と思います。これは複数人に聞いててコンサルなんかでも同じ話してて、うちくらいに数十人だとまだいらないというのもわかるんですが、他者評価=360°評価すると、上司から見る部下像と異なる印象が浮かび上がるので、この他者評価=360°評価が低いということは、要するに上司の前ではええかっこ、同僚や下からは批判を受けているという結論になるわけです。
そして、他者評価=360°評価低い社員は上にあげてはいけません、危険人物を意味するわけです。もちろん人間なので徐々に気付きを得て周囲への感謝や配慮ができるようになっていくのですが、現時点では不適合という判断をする、というものです。あとは社員が20人でも50人でも100人でも、自分の頭の中で貢献度合いなど含めて上から7ランクくらいにずらっと並べてみるとだいたい数字もそのようになってきます。
Sランク、Aランク、などは昇給も高く、Eランクなどは昇給が低いというものです。
もちろん独断ではなく複数人で評価はするのですが、Sランクの評価される人は他社からも評価が高いのがふつう。低いEランク評価もそれほどずれない。試験なんかと似ている部分あるのですが、誰もが神のような裁きができないからこそこういうあいまいさ残るのでいいと思います。真摯に物事思考できれば、自分がSでもAでもない評価、というのは自分自身がわかってますから。
1人では最高の数字出してもBランク、Aランクというのは当然あります。
これが理解できないなら、役職上にあがって変革をしてほしいと思ったりします。評価される側でなく評価する側に。
あとは何でもそうなのでしょうけど、「徳を積む」みたいな行動は大事と思ってて。日ごろの振る舞いとかいろいろいうのですけど必ず誰かがそういうのを見ているわけで。ちょっとした仕草や行動の印象がどんどんとその人の評価に積み重なっていくわけで。ごみを拾うみたいなものとか電車で席を譲るでもいいんですけど、トルコ地震で寄付でもいいんですけど、そういうことを人の評価をあげたいとかそんな気持ちでなく自分自身が当たり前のように積み重ねることができていくと、稲盛さんの言うような心を高めるに近づくとも思っています。他人のせいにしてサボってばかりだと結局ピンチの時には助けてもらえない、そんな風に思うので。