4175校の頂点、宮崎の鵬翔高校が優勝した高校サッカー選手権。高校サッカーは小学生からサッカーをやっていた私にとって、高校サッカー選手権は、夢であり、最大の目標でした。
私のときには、県大会予選の準決勝で敗れて憧れの全国の舞台には立てませんでした。高校2年生のときです。
一回サッカーから離れて、何となく、じっくり見たりすることがなかったけど、そのうちにやっぱりサッカーが楽しいので、高校卒業してもたまにしたりしながら今に至っています。
この前行われた決勝はうっかりを録画忘れたので、その前の準決勝を見ました。うまいですね、今の選手はほんとうに。
そして、決勝は、京都橘と鵬翔。どちらもいい戦いでした。
サッカーはほんとに進化してます。高校生でもかなりうまいです、びっくりします。近頃マンデーフットボールなどプロのサッカーしかまともに見てなかったので、とても新鮮で見応えがあり、改めてサッカーは面白いスポーツと感じました。
チームが代わっても、高校でも中学でもそのチームのスタイルがあります。シニアサッカーやなでしこなど、各カテゴリに分かれているのでいくつでも楽しめます。
高校サッカーは、その瞬間、瞬間が一度しかない分、背負うものもプレッシャーも半端ではありません。
1年生、2年生、3年生で、想いがまったく違うし、役割も違います。
1年生で出場したときの思い出を言えば、3年生の引退する最後の試合、「あのシュートさえ決めていれば」というチャンスがあって決め切れなかったのは今でも覚えてます。先輩に迷惑をかけてしまった・・、負けた試合のあとずっと思ってました。
私の最後の高校生の大会はPK戦でした。選手権は冬になるので、3年生のインターハイで引退をすることが多かったんです。そして
高校3年生のインターハイ。
これに勝てば決勝にあがり、近畿大会への出場の切符、というところで、最後はチームメイトが外しました。
シュートを外し泣き崩れるチームメイト。手を差し伸べて肩を貸して起こすキーパー。
必死に表情を崩さず挨拶に向かうキャプテン。
副キャプテンだったので、冷静に努めていたのですが、
試合が終わって、これで全てが終わったんだと思ったときに、そのときにいろいろな思い出が積み重なって涙が止まりませんでした。
今も思い出して泣けてきます。
選手権のテレビを見ていると、最近はロッカールームにテレビが入って選手や先生の話を放映するので、見ているとあの頃を思い出します。
一発勝負の過酷な戦いの中、青春の全ての想いをかけて戦ったあの気持ち。
ハードなトレーニング、夏の練習や走りこみ、日々の練習や試合。強靭な精神力をつけてもらったと感謝しないと。
かけがえのない体験をしたと思って今に活かさないと。そんな思いになりました。
今年の高校サッカー決勝はPKでした。
外した選手、その外した経験がきっといい選手への階段なのかも知れません。