「責任感の希薄さによる周囲への悪影響」を書いたのですが、これは会社組織でありますけどどんな組織でもあります。
委員会のようなものでもそう、サークルでもそうですし、PTAなんかでもそう、会合のようなものでもそうだと思います、責任感ある中心人物もいますが質のいいフォロワーもいれば批判ばかりのフォロワーもいるあわけで人数多くなれば仕方ないものです。
ただ、会社組織においては活躍してほしい人や残って頑張ってほしい人のペルソナがほぼ決まっていますので、組織運営ではその人が居心地いいように工夫を行うことが大事と思っています。
得てして責任感が強く、仕事も率先する社員が疲弊しないようにする必要があって、その中には「ローパフォーマーのお守りを頼む」ことはなるべく控えるべき、かと。人が人に関わることは時間で言うと際限がありませんので、永遠に時間を取られる可能性が生まれます。
自分での経験則ですが、例えば日報や報告書を書かせても全く進歩がなく着眼点が変わらず、話をした際の違和感と実際に顧客と話したギャップが埋まらないというケースがあります。1回2回はいいのですが、本気度高く指導書など作成して実践させればさせるほど絶望感が出てきます。こういう場合には「指導を行うのではなく競争原理の中からライバルを作るなど環境改善からボトムのレベルアップを図る」などで解消するのですが、職種柄そうでない場合にはお医者さんと看護師さんのような主従関係で業務を行うことが正解に思います。この辺の感覚が異なると、真面目な上司ほど疲弊します、自分のように。
もっとも、看護師さんのようなある一定程度の知識も必要で、気配りや配慮がある程度できないとお医者さんも怒ってしまうのでこれもこれで至らない場合もあるのですが。
営業関係は競争から、制作関係は主従関係、がいいと思います。となると、ローパフォーマーのお守りを頼む場合には、営業関係でないと弊害が発生する、という認識です。ずっと前にブックオフでは丁稚制度があって、入社早々は丁稚関係を作り上司が部下を徹底指導する、というのを読んだことがあります。ブックオフのようなオペレーティングがある程度固まった事業ではうまくいくのかな、と。