正論や事実は人を動かすには正しい理由になりえない、認知神経科学の発想があります。
外部から正しいことを言われても、正しい行動をするにはなかなか難しいのです、という人間当然の発想がありまして、よっぽど尊敬しているような方から言われればさすがに変わることもありますが、医者からタバコ止められても吸うのと同じように、わかっているけど行動に繋がらないのが人間らしい行動だったりします。
ところが自分で起こした行動や自分が下した結論などに関して反する行為はなかなか取りえないので、自分は間違っていない正しいという論理を探し始めます。これも人間らしい行動です。こんな感じに感情は意思決定に実に大事であって、何かを促すときにはその感情に配慮するというのは人間が感情の動物なので当たり前なので、というのがあります。営業なんかでも嫌がられたりするのが日常茶飯事なのですが、自分の中で何か積みあがっているものがあればそれはそれで楽しい感情に変化します。
訪問時の名刺交換なんかもその1つであって訪問のたびに名刺でつながればそれは次へのステップと考えれるわけです。
RPGのレベル上げのようなものであって、名刺の数が多くて成果に繋がらないのですが成果につながる人は一定限度の名刺の数もあるはず、と考えれば自分の感情も納得できるわけです。日本には100万社くらいの会社があるのでその中で1万社と取引あれば100分の1、税理士などの個人事業主になればさらに300万社くらいプラスなので合計400万社もあって、その中で出会った会社さんは5000分の1とか、1万分の1くらいだったりしますし、10年も経てば会社も社名変更や合併などもあって変わることも多々。
終わりない旅と考えれば人生と一緒、だからこそ面白いと思います。