特急くろしお、オーシャンアローには3号車と4号車の間にサロンスペースがあります。ここで仕事するもよし、雄大な太平洋を眺めるもよし、歓談するもよし、の場所です。
こういうご時勢なので歓談はよろしくないのかなどありますが、楽しい夏休みで家族で歓談となると誰も止めることは難しいのが本音でしょうし、子供がうるさくて嫌になるというのもなかなか言いにくいものです。よっぽど大声で叫んでいたりすると別ですが。
自分の話も含めて立場が少し上の人や、偉い人の話って基本ものすごくいいことを言っていて趣旨も内容も大事だと思うのですが、偉い人から話をいただく、となるとなかなか価値を見出しにくいことがあります。えらすぎて話に主体性が生まれないとか、敬意がないので聞く耳持たないとか、いろいろです。そんな理由とこれまで何回かそういった話をした経験からも、自分としては聞く側にあまり有益な話ができない、という偏見が多くあるのですが、その際に「何をどう反応するかをまず説くことは有益」と思います。
1分だけ聞いてください、とか、後で動画は見てください、とか、大事なことは繰り返す、ほかは閲覧して見れるようにしておく、のような方法です。
特に学生さんにはどうせ聞くだけだと記憶に残らないし、自分が大したこといえないしみたいなものを強く感じていて、自分自身もそうだったのと10代20代の学生さんとはなかなか合うはずもないのです。この大きな違いをまず認識してからが大事ではないかと。オーシャンアローの歓談席のように「大声は禁止ね」というあうんの呼吸は通用しない、まずはここからスタートです。