南アルプスあぷとライン、は、この千頭駅から出発です。
乗りたかった。
アプト式列車はここだけだそうです。距離感全然なじみがないのですが、北に行けば長野県、東に行けば山梨県、西に行けば岐阜県、まあ近いといえば飯田市。
西日本民には感覚がまったくわかってないのですが、グーグルマップ見るとそんな感じです。
仕事でも趣味でも何でも頑張って頑張ってどんどんできるようになっても、その上には上があってそういうすごい人がいて、絶対に勝てないやとか自分の境遇とかをちょっと恨んだりすることは人間なのであるんですが、種田山頭火の歌のように「分け入っても分け入っても青い山」、松尾芭蕉のように「月日は百代の過客にして行き交う年もまた旅人なり」、旅も人生も日々新たな発見と日々こんなことしてみたいとか、こんなたびをしたいとか、乗り物乗りたいとか日々欲望と、そして新たな出会いと気付きの繰り返しに思います。
そして、旅に出たり、何かに必死に取り組むからこそ、またそこにもっともっと高くそびえたつ、奥の奥まで潜んでいる新しいものが見えるものであって、山のようなものです。
最初は小さい山に登ってみると、さらに高い山を発見してしまったので、さらに高い山に登る、そうするとさらに高い山に登りたくなりその高い山を目指す、人生も何もかも全てそんなものに思います。
千頭駅から終点まで2時間、新金谷駅から千頭駅まで1時間ちょっと。
時間かかるけど乗りたい、いつか。