爪はどこででもいつでも砥げます、砥ぐことに価値があるのです。
計画的偶発的理論、というのは、キャリア論に関する考え方で、個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定されるものであって、その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方です。キャリアの話でいうとこの話は実にそのとおりと思いますし、自分自身が想像していなかったキャリアを進んでいるからです。
キャリアがわからないといっても、何もしなくていいとか全くなく、
・偶然に起こったことは、自身の努力や行動によって、新たなキャリアを見つける力に変えていくことができる
・偶然起こったことをただ待っているのではなく、意図的に起こるように自分から行動し、また周りに起こっている環境の変化に目を向けるなどすることで、自分のキャリアを作るチャンスが増加する
というものです。
偶然にも計画的偶発的理論どおりに進んできてしまった気がする立場からすれば、若い頃なんて経験広げるためにも大変なこともしんどいことも多く経験したほうがいい、と思います。
しんどい中でもどうやったらしんどさがましになるかとか、解決する方法を考え実践する訓練になりますし、最初から下駄はかせてもらって勝ち戦ばかりやってるとどこかで転ぶと思うんです、足腰鍛えられて経験値高まるほうの選択したような気がしますし、取捨選択するほどの余裕もなかったですし。
爪はどこででもいつでも砥げます、砥ぐからこそ偶発的なことが生まれる、そう思います。
ちなみに、大変な仕事を積極的にやるというもそうなのですが、意識的に普通じゃ会わない人に会ってみるのも大きい気がします、怪しいセミナーに行けでなく紹介受けたら会ってみるとか、呼ばれたのでとある会に参加してみるとか、経営者の方に食事をお願いするとか、そんなやつです。盛和塾なんかもひょんなことから盛和塾神戸さんにオブザーブさせてもらったことありますが、それもこれ。人は人で磨かれて、人の影響で「自分まだ大したことない!やばい!」と感じたりするものです。