都合悪くなると人間はちょいちょい嘘をつく傾向があります、普遍的なものです、自分も当然そうです。
そこで通常は怒ったり叱ったり反省を促すのですが、「なんでちゃんとしないのぷんぷん」と言ってもまあ無理です、ちゃんとしません。
仕事でちゃんとしないのはまあできない要素もあるので置いておいて、「お客さんから電話があって急用で」という言い訳を行うパターンもまああります。これも正しいときもあれば急用を自己判断で決めているので永遠に急用はなくならないので、言葉にした瞬間に信頼しないほうがまあいいのですが、1回2回はまだいいけど複数回になればまず信頼を失います。これは上司側や管理側につかないと永遠にわからない部分ですが、指導を言わなくなる = さじを投げている 状態なのであまりいいことではないのは明白だったりもします。
・できないよりもごまかそうとする方が100倍だめ
・何度も急用と言うのは嘘だと思っている、でないと毎回急用にならない
・なので、今後もあなたの言うことは半分くらい嘘だと先入観を持つ
・先入観あるので信頼できないから、話が嘘でないかを真偽するので単純なことが数倍の苦労になる、結果一緒に仕事することがかなりしんどくなる
・エビデンス固めて立証してやってもいいのですが、毎回やるのも非生産性過ぎて考えるだけでも徒労感
大事なことはこんな感じです。さすがに仕事ベースではここまで酷い扱いを受けることはないと言いたいところですが、部下案件での引継ぎなどの場合には担当ベースの不手際も合ってこんな内容になることがあったりもします。真摯に1つ1つ取り組んで少しずつ信頼を作っていくほかないのですが、このような信頼ベースの仕事は特に目に見えない仕事であるのでデリケートにデリケートになるのものの、まだまだ完璧にはなりません。
逆に、自分ができない部下だったときには無能さを「必死と情熱」でカバーして社内外に大目に見てもらってたんだろうと今なら推測できるので、完全な正しさもだめですが放置しすぎて「急用だったのね、仕方ないね」と言いすぎるのもごまかし管理の管理職スキルに乏しいとも思います。大目に見るときも締めるときも両方必要だったりします。
ビジネスで大事な素養として「素直さ」「真摯さ」など言いますが、これは逆の立場で管理職ベースから見たときに言い訳する癖ついている者の対応は、数倍ハードです。この立場で感じるのは、仕事だけでなく経営者の会などでの役職に就いて結構真剣に取り組むとこのへんがはっきり見えてきますので、学びがあったりします。逆に「ごまかし管理の管理職スキル」をうまくあしらう先輩もいて、これはこれでとても魅力あるマネジメントだなあとしみじみ感じたりもします。