野口英世さん、カラー絵が多く楽しめるシリーズで最近結構はまっています。
実ははっきり知らなかった事実や歴史がたくさんあり、おはずかしながらではありますが野口英世さんも詳しくははっきり知らなかったので改めて読んで納得も多くありました。
小さい頃に左手に大やけどを負ってしまい左指がくっついてしまう大怪我で日常生活でも支障が出てしまい、学校でもいじめなど受けるのですが並外れた努力を重ねます。そしてその努力がみんなにも伝わり、貧しい野口家もあって先生や生徒が寄付を募ってくれて左手の手術を行うことになりました。その手術もきっかけにもなり医学の道を志します。
野口英世は会津若松を離れるときに「志しを得ざれば、再び此地を踏まず」と柱に刻んだそうです。
その後世界に名を轟かせる研究者になりますが、自らの経験を経て医療を通じて人々を救うという想い。
ついでに低中学年から楽しめる、と書いてますが子供にわかるような簡単な文章や説明もいつもすごいと思います。「まんがでわかる」とか「子供も楽しめる」書籍などは単純なようでいてすごく深く難しい、だから大人が読んでも納得で満足できるんです。人生の岐路はいろんな場所にあるんですが、野口英世のように自分の左手の手術を経て医療の道を志したように、自分が受けた恩をまた返したいと思う志は強い、と思います。