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最悪を想定する、ストックデールの法則

ジェームズ・ストックデールさん、アメリカの兵隊でベトナム戦争で捕虜になりながらも何とか生きながらえた人には「ある法則」があった、それは何か、という話です。
ビジョナリーカンパニーは心酔しているサイバーエージェントの藤田さんが学生のときに読んで興奮したと言うことから速攻かって、1から読んだ記憶があります。

覚えているのは20マイルの行進、コツコツ進む大事さと大切さ。

ビジョナリーカンパニーの20マイル行進

でもってこの「ストックデールの法則」についてです。
ベトナム戦争で捕虜になって死んだものと生き残ったものの差異は「楽観主義者かどうか」によるといいます、クリスマスまでには捕虜を脱出できるだろう、冬が明けるころには脱出できるだろう、夏が終わるころにはこの場所を抜けることができるだろう、と希望と落胆を繰り返すことで失望が重なり死んでいく、という話です。

「最後にはかならず勝つという確信、これを失ってはいけない。だがこの確信と、それがどんなものであれ、自分がおかれ ている現実のなかでもっとも厳しい事実を直視する規律とを混同してはいけない」

最も厳しい覚悟というのは「厳しい現実を直視」することだと思います。

5月に緊急事態宣言が解除されると思うのか、来年になるのか、オリンピックは可能なのか、マイクロソフトはどのように考えているのか、他の国はどうか。そして経済はどうなるのか、歴史は繰り返すと言うがどのような歴史を参考にすればいいのか、その際に雇用はどのように崩壊したのか、会社はどのように生き残ったのか、5月に解除されるはずがない前提で行くと、仕事は増えるのか減るのか。
減った際にはどのように考えればいいのか、自分の行動をどのように変化させることができるのか、会社が痛み始めたときにリーダーシップを取れるのか、それとも置かれた環境に依存して何もせず指示を待つのか、期待を持つのか、などなど。

清水建設さんがコロナで首都圏などの緊急事態宣言地域の現場を止めたことは、飲食店さんのお店を止めることの破壊力の100倍とか1000倍とか違う力があります、スーパーゼネコンで従業員1万人、あの会社が止めることの影響力は建設業界の350万人だけでなく物流や不動産会社さんなどの裾野に一気に飛び火します。これが事実です。

ストックデールの法則から言えば、「最悪ミニマムであってしても生きる術は何なのか?」が大事です。
幸いにも試験受からなくてニートしてたころ、起業して一人だったころ、従業員の裏切りで全員やめたころ、あのときにいつでも戻れます。人間いつでも再スタート、そんな気持ちでネガティブに真下まで落ちたときを思いつつ明るい未来を創造して取り組んでいきたいと思います。

4月~6月推定でアメリカは昨対マイナス18%、みたいな記事をちらっと見ましたが、日本も同じようなものでしょう。多くの上場企業が業績予想できない、と出してるので。
事実か推測かわからないですが、リーマンショックよりも、震災よりも、バルブ崩壊よりもとんでもない大きなものが来て飲み込まれる、これが来年・再来年も続く、と思います。

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自己紹介

趣味はマラソン、サッカー。よく走り、よく蹴り、よく学び、よく仕事し、よく経営する。

常に明るく前向きに、夢を希望を抱いた経営を。

勤勉は喜びを生み、信用を生み、そして富を生む。人間の大切な徳。徳である限りこれを積むには不断の努力がいる。

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