アクセルとブレーキを両方踏むとどうなるのか、ぶおんぶおん言って徐々に進む?ような気がしますが、どちらか一方を少し緩めた瞬間とんでもないことになります。
わりと会社もそういうようなアクセルと思いきやブレーキ踏むようなこともありますが、基本アクセルだけでやっておけばいいような、人生90%アクセルのほうが楽しさはまします。
最近ちょっとした学生さん仕事や事業のことなどを話す機会があったので、アクセルとブレーキの話をたくさんしてきました。
・倒産する会社と元気な会社
・会社の崩壊と会社の誕生
・入る社員辞める社員
・無駄だらけの非効率な組織と、改善された組織
・伸びる業界、衰退する業界
質問もそうなんですが、面白く聞いてもらえるのもあって自分の経験や思考から多々話をしたのですが、仕事柄どうしても他業種異業種の方にお会いするので、聞かれると一意見は出るのと自社の経験なども当然付け加えられています。
「社員さんと定期面談するのですか?」なども、するもしないもどちらでも成果に繋がればいいですし私の場合には繋がる術がわからないので、これはもう辞めましたし、年2回の賞与渡す際に少し話しても何もみえないので、上司と部下が話する様を隣でみて最後に多少評価を行うのならいい、とは思いますが、雑談だけになるのでこれもやめ、です。何より自分があまり面談の類で評価を受けても自己評価がほぼ固まっているので、興味関心がないというのがあったりもします。(いちおう10年以上自己判断で業務を行ってしまった以上、他者評価に興味が行かないという社交性が衰退していることは置いておいて。社員はこうでないんですが)
アクセルとブレーキで言うと、売上を伸ばす利益を伸ばすことと、経費を減らす、無駄をなくす、というのはアクセルとブレーキです。
ブレーキばかりだと成長しませんが、雑巾がずぶぬれになって水が滴り落ちているのにもかかわらず掃除をして床がべちゃべちゃになっているような現場をみたら、ブレーキも必要に応じてかけることも大事です。ザルで水をすくうような徒労感に苛まれるのもいけないですし。まあそんなことをいろいろ言うんですが、このへんはいろんなしんどい経験、苛烈な状況を切り抜けてきた経験が結局、貴重な財産になってるように思います。
サラリーマンでは絶対に味わえない、経営者の苦味の効いた侘び寂びであって、人の上に立つ者の醍醐味的なものです。自己資本で立ち上げて全てリスク抱えている身ならでは、のものです。
味方はいないし、相談したら変なコンサルされるし、弁護士もまちまちだし。
ただ感じるのは、結局どんなことあっても、「できることは、全部やりきった」というのが大事であって、やりきって飛ぶんだったらそれもまたよし、です。
それが、誰に対しても、自分に対しても、もっとも誠実な答えではないかと思います。そんな境地で日々取り組むこと、これが自分なりの正しいことだと。
だから経営は経を営む、人生と一緒。