基本給は年功序列で決める。手当は役職で決め、賞与は成果によって決まる。給料はお客様が、賞与は社長が支払うもの
■ 賞与は社長が支払うもの
賞与は社長が払います。業績が悪いとお給料は何とか出せても賞与は出せない。賞与とは「利益の再配分」です。会社が黒字だから賞与を出せるんであって、リーマンショックの大変なときなどには上場企業でも賞与がでない企業もたくさんありましたが、個人として素晴らしい成果でも会社として大きな損失を出したときに賞与は出せなくなります。おれ関係ないし、という感情はわかるのですがそうはいかないのが組織。
そして、基本給は年功序列で決めます。うちのような長年会社で仕事すること自体が付加価値を高めるような仕事の場合には、勤続年数が影響を及ぼします。そして、部長職や管理職になればそれは手当で比較します。勤務年数何年でも部長ではなく、勤続1年でも部長ならそれは手当が異なります。そして賞与は頑張っている人と、頑張っていない人で差が出ます。全ての社員にとって平等にチャンスがあって、成績で差が出ます。積立金なんかも正にこのあたりの発想です。
※ そもそも、お給料は会社が払うのではなくて満足いくサービスや商品を提供してもらったことで、お客様が払ってくれるものなのです。会社は黒字でも赤字でもお給料は払います、それはお客様がサービスや商品を使って買ってくれるから。なのでお客さんに感謝しないといけない。
そして会社を黒字にするのは社長です。黒字にするための行動を行い、経費を削減し利益を増やし、顧客を増やし売上を増やすと決定し、実行しているから黒字になるのです。なので、ぼくはいつもみんなに感謝してますが、賞与を渡す渡さないは社長の権限、多かったらたぶん感謝の量が多かったのかも知れない、賞与は社長が支払うもの。です。前に会社見学で利益の3分の1を賞与として分配している企業さんを他の見学者さんなどが「すごい!いい会社!」と絶賛していましたが、どうしてもそのときに「うちは3分の1以上出してましたけど、出しすぎ・・みたいですね・・」と言えずじまい。
利益の話や給料の話、賞与の話になると悪いほうの社員のケアが必要になるのですが、そのケアに対して次への糧に出来るかどうかで大きく未来が変わります。
しんどいときはしんどい、人生でも山あり谷あり。だからこそ自分の課題と考えが固まってきます、どんな職場でもどんな環境でも成果にこだわり努力を重ね結果を出す人も当然います、そんなものです。