[盛和塾] 機関紙マラソン 93号
塾長理念
働く目的を、「自分のために」から、「集団のために」へと変えるべきです。利己から利他へと目的を移すことにより、願望の純粋さが増すことでしょう。
【気付き】
ご商売は誰かがお金を払ってサービスを提供するのだから、自分がサービスを良くするためにお金や時間を費やさないなんてそもそも成立しない、と思います。
昔コンビニバイトでも真剣にやれば楽しくて、販売状況ログ見たり、店舗比較状況見たりセブンにはたくさんの情報がありました。
「月間コンビニ」読んだりもして、「お金もらう以上プロなので」と思ってたのですが、そうでもないバイトも多々いて、今事業をやっている分、こういった話を
積極的にしないといけないのかとしみじみ感じています。
塾長講話[第89回]
厳しい経済環境であればあるほど、積極的な、明るく強い心を自分で打ち出すようにしなければなりません。
心というものに関心を持っていましたが、特に最近、年齢を重ねるにしたがい、心をどのように整えていくかということが大変大事だと感じています。
なぜなら、心に描いたことがその人の人生をつくってしまうからです。
人間一人がサラリーマンとして給料をもらって生きていくだけでも大変なのに、自分の家族を守ると同時に、五人とか十人とはいえ、従業員やその家族を守っていくために給料を払い続けていくということは大変なことで、社会事業みたいなものです。
【気付き】
毎月の売り上げを出してますが下がるときももちろんあります。
原因はわかっているのでその原因を潰していけばいいのですが、これはあくまで処置対処方法なので、
・そのような原因が今後起きないためにはどうするか
・絶対に起きるとして、そのような原因を引き起こさないようにするにはどうするか
そんなことが「スタッフも従業員も守る」会社な気に思えます。リスク回避、緊急時対処方法。
塾長夜話
長期にわたって維持発展していくことが、企業の使命です。不況に耐えられる財政基盤をもつことは、一時的に大きな利益を得るような経営よりも、正しい企業経営の方法です。
ステークホルダー(利害関係者)が皆喜んでくれるのでなければ、企業は長期にわたって利益を得ることはできません。利他主義こそが、会社に正しい利益をもたらし、長期的な成長発展をもたらすのです。
【気付き】
全体を利他主義に浸透させたうえで、不確実な要素の責任を一切引き受けて仕事するのが経営者。
マネジメントして給料を支払う義務を全うするのが経営者。スタッフが失敗しようが風邪ひこうが、文句言おうが収益や利益、売り上げに関しては責任を追う必要がないのはスタッフ。
これだけ違う立場と認識しているからこそ、中長期に頑張るために中期経営計画書を作成したり、中長期に成長するための事業考案を行う、となります。
広義ではスタッフのため、自分のため。
経営問答 事業の統廃合を問う 本田圭
だいたい人生でも落ちぶれてくると、今まで一生懸命に面倒をみた人たちまでも、みんな去っていくのです。
私はいつも社員に、”お客さんのサーバント、つま召使いであれ”と言っています。
「京セラはあなた方の召使いでよいのです。あえて召使いとなり、お客さんが喜んでくれることをするのです」
【気付き】
クレアネットはネットの広告業です。
この広告業界だからこそいろんなクライアントに会えるのと幅広い業種で
「どうしたらもっと売れるのか」を真剣に要求されることから、いろんな業種のいろんなビジネスのマーケティングに
関われるといういわば好き勝手な発想でいろんなことを吸収できる点が、実に魅力と思っています。
なので、落ちぶれる会社があれば広告を通じて息を吹き返すサクセスストーリーも隣で感じたりするのが実に楽しく感じます。
うちも一時落ちぶれた時期もあったのですが、あのときに味方になってくれた方は一生覚えてますし、去っていく人、逃げる人、
などはやっぱり覚えているので、反面教師にしていこうと思います。
ただ自分からは召使のように努力を行うものの、自分から裏切るような行為は絶対しない。と思います。
経営問答 事業の統廃合を問う 本田圭
売上に対して四%程度のロイヤリティを取っているのですが、当グループでは、エリアの人口によって若干変動するものの、一社当たり十五万円の固定額で、売上比では〇・五%程度となっています。
ですから、会社を継ぐ人が株式の大半を相続するのは、よいことなのです。
自分の会社については、二〇〇〇年に売上五十九億円、経常利益三億円だったものが、二〇〇八年には売上が三十二億まで減少し、利益も一億円以下になってしまいました。
【気付き】
本田圭 さん結局去年買収されたようです。
このへんの悩みから紆余曲折だったのかなど推測はできますが、この辺は未経験なのでなんとも。
経営問答 揺れ動く合併への決断 半澤勝広
最初に考えなければならないのは、おたがいの会社の価値評価です。
合併のアレンジをしてくれるところが必要になってきます。たとえば証券会社です。
合併は正しい方向だと思います。自分の利益だけをあげつらっていてはできないことです。「小異を捨てて大同につく」という考え方で、小さな差異は捨てていくのです。
学びにまなぶ ビケンテクノさんだけ引用
昨年十二月に社宅管理・マンション管理組合運営会社の事業譲渡を受け、連結子会社としてスタートさせました。
【気付き】
ビケンテクノさん吹田の会社なのでここだけ引用。
「事業譲渡の打診を受けるくらいの会社規模にしたい!」と。
あの日あの時 稲盛和夫氏
新しい人材の流入や、事業譲渡によって、文化も考え方も違う様々な人材を社内に受け入れることにより、改めて社員教育の重要性を感じるようになりました。
【気付き】
社員教育では自分の会社を話す、と聞いたことがあります。
自分の顧客、仕事、考え、社風、文化、などなど。仕事の楽しさに「教育した子の成長」がありますが、その教育した子が育つとまた楽しい。
仕事はこうやって続いていくからこそ本当に面白い。