■ 「節税・無借金」経営は今すぐやめなさい
全部読んでみて「借金は悪」という観点と、ソフトバンク孫さんのように有利子負債をもって企業成長をあの規模まで伸ばしてる企業のはざまでしっかりと揺れました。
どっちが正しいではなく視点であり観点であり、納得のいく部分も多くあります。企業はお金がないと黒字倒産もあればお金の面で困ることも本当に多いものなので、それなら借りれるときに借りておくのも正しい戦略であったりします。
「借りて置いてるから結局利子だけ損やけど、何か合ったときに事業とまるリスクは怖いで」
という経営者さんもいるので全部を否定できるものでもありません。有利子負債が悪、みたいになるのもおかしいですし、キャッシュがないと止まるのも当たり前の部分。
これは事業の感覚なので、経営者の成功体験や思考発想に全部由来するとしかいいようないように思います。著者の久保さんは太陽光ビジネスなどもされているのでそれを聞けばこの『「節税・無借金」経営は今すぐやめなさい』でいかないと無理ですし、クレアネットのような事業になればそれほど有利子負債が必要なわけでもありませんし。