ベクトルをあわせる、という言葉と似ていますが、パートナーシップを重視するという話です。経営者と従業員という縦の関係ではなく、一つの目的に向かって行動を共にし、自らの夢を実現していく同志の関係を築いていく、という意味です。与えられたやらされ仕事・・・完璧にこなして+αを加えることを目標にはしたい、というものです。
そして、上司からの評価を少しずつ上げていけば、そうすることで「言わないと動けない部下」から「言えば動く部下」、「ある程度使える部下」から「有益な部下」に格上げされていきますし、自分がランクアップすれば、こちらの提案も通りやすくなります。少しずつ会社をよくするような考えを持ってみたほうがやりやすいですし、仕事の醍醐味はここにあると思います。
「会社から予算引っ張れるのが会社員の楽しさやで」
とある上場企業の担当者さん言ってましたが、意欲もそう、出世もそう、とにかくアグレッシブで仕事が楽しく感じました。
会社がよくなれば自分もよくなる、その想いがあれば根本は最初のベースはうまくいきます、パートナーシップを重視することによって、その関係をベースに共に働こう、共に幸せになろうというのがこの「パートナーシップを重視」するというものです。京セラの稲盛さんの言葉では、「一般にありがちな権力は権威に基づく上下関係ではなく、志を同じくした仲間が心を一つにして会社を運営してきたことにより今日の発展があるのです」とあります。少しでも、ともに同じ方向を向いて進む意識を培う、という気持ちを持ってほしいからこそ、稲盛さんもこのような言葉を言ったのだと思います。
小山さんの書籍にも同じようなニュアンスのことがたくさんありました、特に上司が細かすぎて出来る人であれこれ指示しすぎてもいけない、真面目な上司で丁寧な人はなおさら、という趣旨はすごくわかります。
やり方よりも顧客への責任や満足度、そっちをベースに方法手段は任せる、が本当にしっくりきます。なぜならパートナーだから。