[盛和塾] 機関紙マラソン 72号
善にみる習慣を身につける
実際には、真実は一つしかないのですが、認識は観察者の視点によって左右されてしまいます。
現象は観察する人の心のフィルターに通して見られるので、同じ事実が善にも悪にも解釈されるのです。
これは私たちが毎日経験していることです。
事実というものは、人の心のフィルターで「漉しとられる」ものなのです。
【気付き】
有名なコップに半分水入ってるものをみて
「半分しか入ってない」と「半分も入ってる」どっちでみるかの受け取り方の話です。この石飲んだら売上上がる!言われたときに「油塗っていいですか」とか『細かく砕いて炒めてチャーハンしていいですか』のような「何としてでも食ってやる」発想持てるのが自ら足で進む起業家、そんな観察者によって異なる意識を常にもてるようにします。
塾長講話[第63回]天を相手にせよ ~自分の心のなかの誠、真心を尽くす~
長期にわたって権力を握り続ける場合には、得てして自信過剰に陥り、暴走します。特に中興の祖といわれるような人ほど、そういう傾向があるように思います。
【気付き】
謙虚にして奢らず、常に努力を、です。
最近学んだのは、スタッフには自信過剰でもなければ、この仕事に一生を捧げるなどでは全くないスタッフもいるのでその接し方です。単純かつ漠然としてますが、そういったスタッフも素直に言えば「あと3年くらいはここでいていいかな、残りあと3年時間を費やすならやっぱりここで頑張ろうかな」という、消去法のような選択肢も強い動機になることです。
いろいろどこ行ってもあるから、それなら順風満帆の人生になると大きな期待はしてくれなくても、同じ辛さや楽しみがあるならここでいいかな、と思ってもらえるような、そんな環境です。
塾長講話[第63回]天を相手にせよ ~自分の心のなかの誠、真心を尽くす~
島津久光公の逆燐に触れ、三回も島流しにあっています。
茅葺屋根の吹きさらしの牢に入れられ、辛酸をなめてきたわけです。
月照を守ることはできない。身体窮まった西郷は、日向へと月照を連れていく夜、鹿児島の錦江湾に二人して手を取り合って身投げをします。
ところが、月照だけが死に、西郷は助かりました。
結局、自分を頼ってきた親友を死なせてしまい、自分だけが生き残ったわけです。これは武士として最も恥ずかしいことです。
【気付き】
吉田松陰先生も、一緒に密航企てた弟子の金子重輔を亡くしています。
その後松陰先生も斬首刑になりますが、自分の弟子を自分が原因で亡くすことほど辛いことはないと思います。
塾長講話[第64回]自然界に存在する普遍の法則と人生
本能というのは、今ここでいう優しい思いやりの心とは異なり、邪悪な心に類するものです。それを、お釈迦様は「煩悩」といっておられます。
煩悩の中で一番強いものが「貪欲」「怒り」「愚痴」です。
【気付き】
内面の部分ははっきり出てきませんが、行動や発言に感じます。
謙虚さや実直さ、結果を出すメンタルなどなど、経営者の方が好きそうなことと間逆なのが「貪欲」「怒り」「愚痴」。
スポーツやってると本当にこれは感じます、いろいろ言わんとちゃんとトレーニングしろとか、怠けないで自分を追い込めと。ランニング最近少し怠け気味なので偉そうに言えるものでもないのですが、感覚は実にわかります。
逆境に生きるフィロソフィ-塾長例会二次会問答より-
私はフィロソフィのなかでいっています。
商売は信用といわれるように、なんといっても信用第一です。
しかし、まだその上があります。
尊敬されることが、商売では一番です。リスペクト。尊敬です。
一般に、お金の支払いに問題がないとか、そういうものが信頼や信用になっていくわけですが、尊敬となれば話は違います。
何がなんでもあなたと商売をするというもの。それが尊敬なのです。
【気付き】
お金を追うな信用を追え。
それ以上が尊敬されろ。お医者さんとかのように、尊敬を受けるような仕事ぶりができれば必ずうまくいく、それくらいの敬意を払ってもらえるような仕事を完遂したいものです。
逆境に生きるフィロソフィ-塾長例会二次会問答より-
注文を取れなかった営業に、どう指導すればよいか?
・臨場感を持って、事細やかに報告させる。
【気付き】
現場主義に徹する、なので、観察力や洞察力をどこまでも発揮して推測しながら話を聞けば見えてきます。何度も繰り返せばそのような力がどんどん見えてくると言うのもわかります。
われ虚心に経営を語る 浅野 誠〈群馬〉㈱浅野 代表取締役社長
改善プロジェクトは、経営会議で出た課題など、改善が必要と思われる事例に対して、従業員が自らプロジェクトを発足し、「改善約束手形」を発行します。「改善約束手形」の命名したのは、発行した手形は必ず落とさなければならない、ということからきています。
【気付き】
「改善約束手形」は面白いですネーミング。
こういったものを手形として見える化して、ホワイトボードなどに貼っておくなどもなおよさそうです。
清水鉄志〈札幌〉㈱はなまる 代表取締役
実は自分で書くと言う作業は苦痛なんです。
よく知っているはずのフィロソフィなのに自分の言葉で説明できない。フィロソフィを深いところでは理解できていないんですね。
【気付き】
言葉を文字にすることはかなり難しいことです。
表現方法も多々ある日本語だからこそ、伝わる言葉や感じる言葉を磨く必要があると痛感しています。
はなまる清水社長、世界大会でも素晴らしかったのですが、冊子にも掲載されていました。このメールなどは自社でもタイミング考えて取り入れます。
稲盛塾長にみる同世代の思想と問題意識に学ぶ 作家 五木寛之氏
寝ている8時間を除けば、人生は16時間×日数の中身で決まる。
そして40歳も過ぎたら、それまで生きてきた道のりが顔に出る。
【気付き】
不惑40才になりました。
顔に出ているのかわからないですが、謙虚にして奢らず、人間50年と言えばあと10年で織田信長は49歳で本能寺の変だったので、後10年はフルコミットでしっかり頑張り立派な経営を進めたいと思います。
あの日あの時 稲盛和夫氏 思想哲学への共感が生んだ信頼関係
上場に際して、株価と会社の将来について考えて、株を買ってくださるお客様にキャピタルゲインが入るよう、なるべく安い株価でスタートさせてほしいといいました。
【気付き】
上場後、創業者株主が売り抜けてしまう会社も多々ある中で、キャピタルゲインを考え株主保護からスタートするのは、本当に素晴らしいと思います。上場高値で売り抜け、など批判されても倫理観でしかない制度上なのですが、中長期的にファンを作り会社を支援していただく、この姿勢は常に大事。