ナンバーにも取り上げられていたこの、ロベルト佃さんの世界基準の交渉術。
最近は海外移籍も多くなって、マンチェスターユナイテッドやインテルなど世界的なビッグクラブにも日本人が活躍するようになってきました。移籍にあたってはクラブ間の交渉がありますが、その間を取り持つ立場がいわゆる代理人です。
一方は安く買いたい、他方は高く売りたい、サッカービジネスと考えると商売上当然の発想が出てきます。ただ、ロベルトさんの本を読んで思ったのは、意味のないビッグクラブへの移籍は止めたほうがいいというスタンスです。具体的には宮市選手のようにアーセナルに移籍してすぐにレンタルされるなら行かないほうがまし、と考えているとのこと。
スタンス的には選手は試合で使われて活躍しないと意味がない、ので、交渉の場で「この選手を獲得したらOOのように使いたい」という部分明確なら交渉もするそうです。飼い殺しにするなら移籍しないほうがいい、です。イングランドの2部でも、ブンデスリーガの2部でも、ベルギーリーグでも試合に出るほうがでないよりまし、選手のためにも、という考えです。これはいたって共感。
仕事のスタンスが色濃く出る部分だからこそ、根本の部分が大事。SEOもそうですが、上位表示が難しいキーワードは難しい、はっきり言います。これも同じ。