ブラザーと言えばミシン、が出てくるのですが、そのブラザーで、2003年3月期の連結決算で、ブラザー工業は売上高4086億円、営業利益389億円まで回復させた安井 義博元社長。今は4973億円なので、さらに伸びてます。
この本を読んでいて価値創造というタイトル部分などが気にかかったのですが、実はカラオケの事業もあったんですね。JOYSOUNDといえばカラオケの定番メーカー機械というイメージですが、その機械を子会社が扱っているそう。事業はミシンからスタートして、タイプライター、家電、工作機械に進み失敗、その後情報通信機器事業への経営資源の集中し成功を収めてます。
実際にタクトを振っていたことを振り返りの文章になりますが、それでも非常に臨場感を感じます。特に撤退の決断などはトップの器が見える部分でもあり難しい部分です。そういった部分は非常に参考になります。