株式会社クレアネットの代表取締役ブログ

[盛和塾] 機関紙マラソン 89号

塾長理念

人格というものは「性格+哲学」という式で表せると、私は考えています。人間が生まれながらに持っている性格と、その後の人生を歩む過程で学び身につけていく哲学の両方から、人格というものは成り立っている。つまり、性格という先天性のものに哲学という後天性のものを付け加えていくことにより、私たちの人格は陶冶されていくわけです。

【気付き】

後天的に学べることは実に多い、日々代謝を繰り返すので細胞は3ヶ月くらいでほぼ入れかわると聞いたことがあります。人間も会社も、今現時点で学び成長すすることは本当に多く、楽観的に未来や自分の将来を明るくみることも実に大事だと思います。いいことの積み重ねで後天的に未来が見えるようになる。

塾長講話 第八十四回

多くの社員を雇用し、社会的な責任も大きな経営者には、率先垂範して、自らの人格も高め、それを維持しようと努力することが不可欠です。

スポーツマンが毎日肉体を鍛錬しなければ、そのすばらしい肉体を維持できないように、心の手入れを少しでも怠ると、人間はあっという間に墜落してしまします。人格を磨き、人格を維持しようと思えば、自分の心の手入れを怠ってはなりません。

【気付き】

元アメリカ大統領のリンカーンは「男は40を過ぎたら自分の顔に責任を持て」、と言ったそうです。スポーツマンのように日々積み重ねた顔は精悍で凛々しくなりますし、そうでなければ未だにおぼこく幼く見えてしまう。

幼い表情は若く見えていいかもしれないですが、40才になるといやです。
率先垂範を日々繰り返す、困難を自分の試練として挑戦する、人格を磨く。

加瀬克己<南京都> 株式会社丸漬 代表取締役社長

「まずは利益を二の次にして、おいしい漬物をつくることを主眼に置いて製造している」とおっしゃていましたが、冒頭から利益は二の次になっています。これでは利益が出るわけがないのです。

会社というものは経理が一番大事なのです。盛和塾でも、「経理、会計がわからんでは、経営にならん」と私はしょっちゅう言っています。

まさに原価計算を、あなたが自分自身でやらなければなりません。

十三億も売り上げているのですから、一億、二億円の利益を出せずにどうしますか。

【気付き】

数字から逃げるのはだめ、クレアネットのいる、ネット系の会社など上をみればヤフーや楽天、経常利益率50%くらいだったり最低でも10%程度の企業がほぼ。

そして13億売上に1億2億の利益は当たり前、感覚はもっともです。利益を10%作る意識は常にもつ、キーエンスやファナックのように50%越えることも可能、ここから創意工夫をもつことが大事です。

粟田省三<福井> 株式会社ヤスブン 代表取締役社長

当時、時間当り二千円が損益分岐点でした。入社当時は千円にも満たなかった厳しい状況でしたが、努力が実りはじめた頃には年間で四千五百円を超えるようになり

時間当り利益が八千五百八十九円といった瞬間に顔をあげられ、おまえのほうをご覧になったよ。

利益が出れば貯え、内部留保を積んでいき、会社の内容を良くしていくことです。貸借対照表でみれば、自己資本の欄を厚くしていくのです。

もし不況になって売上が一年間ゼロであっても、何千人という従業員たちを食べさせていくことができます。私はいつ不況がきてもびくともしないような財務内容にしておきたいのです。

【気付き】

塾長の『顔を上げられ』の部分がすごく残りました。塾長の興味関心が伺えます。時間当たりがよいので賞賛、このような善行文化は模倣したいです。利益を積むことも善行、自己資本を厚くすることも善行、ばらまき行政が批判されたように、ばらまくこともいいかもしれないですが、ちゃんと内部留保を積んで貯金することで「何があっても潰れない会社つくり」は実に大事。

不況があっても耐えうる会社、京セラでも部門によってはリーマンショックで売上が10分の1になった部門もある、と読みましたが、売上が減っても、みんなで我慢できる組織つくりは大事。

ネット業界でも不動産・金融関連の広告メインでリーマンショックで大変だった会社さんもあります。

■ GMONIKKO さん
http://katou.jp/?eid=129
http://katou.jp/?eid=343
http://tech.nikkeibp.co.jp/it/article/NEWS/20080520/302699/

加藤さんは書籍も読みましたが、読んでいてぞっとしましたし、明日はわが身としか思えませんでした。広告なので出稿が止まると会社が止まるんです。

そんなときに起業したクレアネットですが、
「不況がきてもびくともしないような財務内容」はいつも意識。

井村雅代 シンクロナイズドスイミング
北京オリンピック中国代表ヘッドコーチ

人材の育成にはいろいろな方法があり、最近は先ほど言ったような得意分野を伸ばすやり方が流行っているようですが、私の場合はまったく違っていて、「不得意分野の克服」に心血を注いでいます。

良いことは良い、悪いことは悪いとはっきり言わなければ、人には伝わりません。練習の時に褒めても全く意味がないのです。練習とは、叱って伝える場なのです。

「気分で叱らない」「その場で叱る」「昔のことで叱らない(しつこく叱らない)」の三つです。

人材育成とは、教え子や部下がどんなゴールをするのかを考え、実現させることなのです。

人間は背伸びをして無理にチャレンジしているときは無我夢中ですが、少し余裕をもって振り返ると、私は人生の良い時を過ごしたなと思うことができます。

【気付き】

井村コーチの手腕はすごく興味関心あります。

日本を率い中国を率いメダルを取るのはその統率力や情熱に間違いありません。
テレビ等でよく特集出てますが、厳しい指導の中にありあまる愛情を感じます。人材育成は「教え子や部下がどんなゴールをするのかを考え、実現させること」は身に染みます、ベクトルをあわせることやメダルを取るにはどうするのか、などなど。

盛和塾でも井村コーチのほか、ラグビーの山口先生、柔道の山下選手、サンガの加藤さんなど出てきますし、前に世界大会で白鳳関をみましたし、今治の岡田監督も盛和塾生と聞いたことがあります。心技体で最も大事なのは心、逆境に負けない絶え間ない稽古に負けない精神力は、スポーツでも経営でも大事です。

西垣保男 株式会社タイトー 元代表取締役会長

自分の組織を守るということの、人事の一員としてひとつの出発点・覚悟になったのだと思います。それは、あちこちで密かに送別会をやるとかいうことではなく、そういうことをしなくてすむ状態に会社をしようということです。

「今後はだれが、いつ、どこでという5W1Hの報告だけでよい。判断はおれがする」と言われ、それ以来、客観的な事実だけしか聞いてもらえませんでした。

【気付き】

いつでも別れが来る人間関係を意識することは、相互依存でなく責任あるプロフェッショナル組織、だと感じます。言葉も大事ですが、『行動による信頼関係』はもっと大事、5W1Hで客観的な事実だけをみることは、社外だけでなく社内でも共通、という価値観に思います。

信用を積み重ねるのは仕事に繋がる、のですが、信用は結局行動に尽きる。
5W1Hで行動を示す機会を10でなく、100、1000と積めば信用に。

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