株式会社クレアネットの代表取締役ブログ

[盛和塾] 機関紙マラソン 26号

塾長理念(企業という名のドラマ)

私は会社を、「企業経営」というドラマを演ずる劇団と考えています。

会社というものは、社員一人一人の情熱の反映です。役割は異なっていても、それぞれの俳優は、当然ながらプロとして役割をを演ずるのです。

【気付き】

日本経営の小池さんが話していた言葉に
「社長も胃腸も小腸も大腸も一緒。なくては困るし病気になると他の器官で助けてなんとかしないといけないので、部長も社長も一緒。そういう役割器官である」というような話をされたのを覚えています。

社長として経営者としてトップとして、スタッフが誇りに思えるような器を磨いていきたいと思います。

塾長講話 働く意義と利を求むるに道あり

人間の幸せということについては、いろいろと議論されていますが、
私はそれは、物質的に豊かになることと同時に、精神的にも豊かに、心安らかになることであろうと思います。

人生のなかで、もし、どんなに物質的に恵まれていても、常日頃、
心配事がたくさんあったり、働くなかで不平不満や愚痴があったり、
または人間関係のなかで人を妬んだり、嫉んだり、恨んだりといった
ようなことを自分がしたり、他人からされたりというような悪いことがあったり、
あるいは病気をしたりという状況に置かれたら、人間は決して心が豊かであるとか
、幸せな人生だとは言えないはずです。

今、私の心は豊かである。または、私の心は今、
安らぎを覚えていますという状態は、今現在、私の心を煩わさせるような心配事がない、
そして至福に満たされた心理状態だろうと思います。
言葉を換えますと、それは幸福感に満たされた状態だと思うのです。
同時に、純粋な意識の状態ではないかと思います。

私たちは、仕事に一心不乱に打ち込んでいると、他の雑念・妄念を考える暇がありません。
つまり、日常の仕事に打ち込んでいる状態が、すなわち禅定をやっていることになるわけです。

江戸時代に、石田梅岩が「商人の売利は士の禄に同じ」と言い、近代では松下幸之助さんが
「よい品物を製造し、それを安く大衆に供給する結果として与えられる報酬が利益なんだ」とおっしゃった。

エセ学者やら、エセ知識人に軽蔑されるようなことがあったら、
胸を張って言い返すくらいの勇気を持って、自分の仕事に誇りを持ち
、経営者としての道を歩いていただきたいと思います。

【気付き】

熱心に打ち込むと周りが見えなくなりますし、例え365日続けてもそれが苦悩ではないようなことも多々あります。
新聞記事でありましたが、「息子見送ってくれた吹奏楽の友」という話を読んだことがあります。

https://twitter.com/ishinnosukebot/status/838688495694577666

365日中365日吹奏楽部やっていたそうですが、お母さんはこの先生の指導でよかったとのこと。
これくらい熱中して夢中なってできることは本当に少ないものです、
仕事も部活も勉強でも、私の場合はいつもこれくらい熱中してたので、
振り返ると仲間だったり助けてもらった人だったり感謝だらけです。

そういう熱中を、周りの人にも熱くしていく熱中を。

われ虚心に経営を語る(本坊 浩幸氏)

私どもの業界は、卸、小売りと、いろいろな形で官公庁の制約を受けています。
逆の見方をすると、保護されているともいえます。

塾長は日頃から「今後、規制緩和は必至だ。規制緩和とは、簡単にいえば競争が激化することである。競争に生き残るには、誰にも負けない努力と工夫しかない」とおっしゃっています。

私どもの業界は、制約を受けながらも、保護も受けていたわけで、それが過剰保護となり、グローバル・スタンダードの視点でルールにのっとって、厳しく競争するという企業努力を生み出さなかったというきらいがあります。

【気付き】

参入障壁の高い業界はある意味羨ましくもありますが、
一方ただの既得権益になっているだけのように映る場合もあります。あくまで。

ただの利権では?というのも資本主義社会当然なので、この辺のバランスは
自分自身見失わないように、およびお酒の業界などは特に。

われ虚心に経営を語る(松尾 巌氏)

わかりやすい例で説明しますと、あるクライアントからチラシを作りたいという依頼があったとします。そのクライアントには、三社の印刷営業マンが取引きをしていたといたしましょう。
Aさんは、広告の知識やクライアントの業界の知識はあまり持たず、ただ卸用聞き的ルート営業でハードのことしか頭になく、原稿がないと印刷物をかたちに出来ません。
Bさんは、高度なことまではできないまでも、クライアントの業界のことを勉強し、販促について一緒に考え、熱心にアイディアを出す努力をしています。クライアントにはまめに役に立つ情報を提供しようと頑張っています。
Cさんは、販促についてアドバイスができ、コンサルティングに近い提案ができます。その上に、マーケティングや原稿作成の能力もあり、クライアントの利益を優先した企画提案、情報提供も欠かさず続けている営業マンとします。
優良なクライアントであれば、どの営業マンをパートナーとして選ぶかは言うまでもないことで、当然Cさんでしょう。しかし、Cさんのような営業マンのレベルを持つ人はまれで、現実的ではないため、せめて激しい競争の中、見捨てられない会社になるには、Bさんクラスまでの成長を社員に望みたいと思うのです。
このレベルまで全社員の能力が到達できれば、提案力が武器になり、絶対に勝負に勝てると思い始めました。言い換えれば、セールスプロモーションをも含めた、トータルな広告宣伝活動のサポートサービスで、顧客の利益を最優先に考えた提案ができるかどうかが、生き残っていく上で大切なことであると考えました。

【気付き】

ここ実に社内でも共有したい言葉です。
印刷もwebも似ていますので、より業界や会社のことを詳しく知れば知るほど
経験値も信頼も格段増えていきます。

目指すべき個人のスキルや山はまさにここです。

武蔵野機工株式会社 荻原社長

まじめに一生懸命やれば儲かるような仕組みを、まず作らなければなりません。いくら苦労して頑張っても、仕組みができていなければ苦労するだけです。

儲かる事業を選ぶことが、もっとも大事な商業の才覚であって、商才のない人間は、経営者をやめてサラリーマンになった方がいい

【気付き】

真面目にやることで経験が高まり、顧客への価値提供が大きくなり結果として
利益に繋がるようなベクトル合わせができれば、自然循環で渦のようにいい循環が回ります。

そんな仕組みを意識することに力を多くかけること。
これによって幸せスパイラルになります。

加藤組土建株式会社 株式会社函館麦酒工房 加藤社長

「我の人生も、彼の人生も同じだ」ということに気がついてから、自分も周囲も変わり始めたのです。

そうなると、私の心も落ち着き、そのぶんだけ、きっちりとした成果をださなければいけないということを感じるようになりました。塾長に「君の考えている手段は、従業員の幸せに結びつく戦略になっているのか」ということを絶えず問いかけられているようで、いろんなことを技術面と、心の面の両方から考えることができるようになったのです。

【気付き】

事業が倒産したので何とも言えませんが、倒産した会社さんには何らかの共通点を
感じます。これまでも何度か冊子の会社さんでもあったのですが、その辺の理解度を
もっと高めたいと思います。

なんでこんな勢いのありそうな方が倒産までいくのか、
事業9年目になってきたので、早々いきなり倒産しません、普通。
事業が倒産なることで困る取引先などの関係で、必ず何かサポートしてくれるような
人や関係があるはずです。逆ならそうしますし、そのあたり不思議な部分もあるんです。

関西師友協会 豊田副会長

世間ではよく、あの人は信頼できる人だ、というような言い方で、人を評価することがあります。そして、いったん、そのような評価を受けると周囲から支持され、仕事の成果もぐんと上がります。

人間、誰しも人から評価されたいものですが、そのためには、その人の「人物」ができていなければなりません。少々の才能があっても、すぐにへこたれたり、自分のことだけを考える人を、世間ではできた人物とは言いませんし、そのような人間は大きな仕事をして、人生そのものを楽しむこともできません。

つまり、楽しまずしてなんの人生か、なのです。だから生きていることを喜び、人生を楽しむためにはいわゆる「人間ができている」ことが必要なのです。
”人間ができる”ためには、人間の在るべき姿を求め、その目標に向かって修養、努力しなければなりません。

【気付き】

事業は人なり、なんですが最終は人だと思っています。
そして最後は自分だと感じています。自分は社長なのでトップの器です。

事業は結構失敗したこともありますし、人が全員辞めたりあったのですが、不思議と辞める決断はなくて
「自分一人でも戦ってやる」と今でも思ってますし、その思いがなくならない限り会社は死なない気がします。

「まだできるしやれる、やってやる」
という気持ちの原点はどこにあるのか、なんですが、貧乏から脱出したいとか評価されないから悔しいとか、
盛和塾的な「世のため人のため」にどこまでもやってやる、もすごく正しいと思うんです。

人間ができている、と言われるためには周囲の評価が大事なのですが、大きなコンプレックスなんかがあればどこまでもやり切れる
モチベーションになるんだろうな、といつも感じます。
思いの部分を持つ根本、ここがないとある程度で安心してしまうんだろうな、と自分自身もちょっと時間あって考えるとそのあたりは
思いが交錯することもあります。といっても経営者は行動と結果を出すこと。これが大事。

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